まっきーの備忘録

ゲーム・アニメ・マンガ等の感想の記録です。

「白銀の墟 玄の月」四巻を読んで(感想とは言えない)

読み終えました。。。ちょっと茫然としております。

私の十二国記体験を振り返りますと、初めて読んだ時点で大人だったので、中高生の時のような物語の世界に骨の髄までハマる感じはなかったのですが、骨太な世界観と物語に魅了され、わくわくしながら読み進めていました。

新刊が出ると聞き、気になってはいたのでエピソードゼロ「魔性の子」から順に読み返したところ、本当に読んだのか!?と思うくらい話を忘れている。でもまあ、ある意味二度美味しいとも言える。(当時も楽しんだ筈なので)

勢い良く読み過ぎて感想を書き留める余裕も無かった訳ですが、今になって最初から読み返したくて仕方がない。人や場所の関係がわからなくなったまま読んでいた部分もあったので(自分の衰えまくった記憶力が恨めしい。。。)、把握しながら読みたいですね。そうしたら、その時にはじっくり読んで感想書き留めてみようかな。

以下、明らかな筋書きは書きませんが、大きなネタばれにあたる内容も混じっていますので、少しでもイヤな方はここまでで。


史書の記述、読むと確かにその通りなのだけど、4冊に渡る長い道のりがあり、たくさんの人のそれぞれの運命があり想いがあり、それらがこの短い文章に包含されている思うと、実に実に感慨深いです。そして肝心の結末が最後の1行のみで表されてるというところが、歴史の記録という感じ。

泰麒はきっと帰ってくるのでしょうが、今度こそ長く穏やかに過ごして欲しいな、と思います。

今年は短編集が出るそうですが、そこで泰麒と驍宗が穏やかに語り合う場面とか、尚隆と延麒や陽子と景麒が来てくれる場面とかが読めるといいな。