まっきーの備忘録

ゲーム・アニメ・マンガ等の感想の記録です。

逆転裁判6 感想

5に引き続き、6もプレイしました。

感想を一言で言うと、「面白かった」です。

以下、2016年発売と古いゲームではありますが念のための注意書き。ネタばれには配慮しませんので、お嫌な方はここまでで。

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第1話「逆転の異邦人」
このゲームの大舞台となるクライン王国の紹介がてら、ナルホドくん、無茶な設定で弁護士やってみましょうか、みたいな回。弁護罪って、すごい制度ですね。そしてアウチさんがこんな所にいるとは、と吹きました。新システム『御魂の託宣』は結構面倒くさい。映像とテキストを合わせないといけないし、映像は5段階くらいには飛ばせますが、結構、長々と見る必要があるので、ぱっとわからない時は面倒でした。

第2話「逆転マジックショー」
ナルホドくんのクライン王国滞在中、留守を預かるオドロキくんが、事務所の危機を脱するべくみぬきちゃんを弁護するお話。ナユタ検事の初登場回ですが、最後まで終えてからこの回を少し見返してみても、オドロキくんとの関係性が伺えるような場面や言葉はありませんでした。「そうだ」と思って読めば、そう取れないこともないかな?物語としては印象深くないですが、みぬきちゃんがマジシャンとしてステップアップしているのが嬉しかったですね。

第3話「逆転の儀式」
今度はクライン王国でナルホドくんが弁護士。ここで真宵ちゃん登場。中身はそんなに変わらない感じがしますが、見た目はだいぶ大人っぽくなっているかな。クライン王国の内情が、より深く浮かび上がってきます。物語はなんとも切ない結末。何もそこまで、、、と、どうしても思ってしまうなぁ。

第4話「逆転寄席」
この章は独立したお話、オドロキくんはみぬきちゃんのサポートが忙しいということで、ココネちゃんが単独で弁護士を務めます。これもなんとも苦く切ない。どうして人間は、お互いの気持ちに気付くことが出来ずにすれ違ってしまうのでしょうね。ユガミ検事は結構好きなので、出てきてくれて嬉しかった。「月の字」「ココネ」どっちの呼び方も好きです。

第5話「逆転の大革命」
日本とクライン王国をまたがった壮大なお話。オドロキ君の過去や新しい情報がガンガン出てきて、え?え?と驚きの連続でした。途中、思わぬ形で実現したナルホドくんVSオドロキくんの師弟対決、ナルホドくんが完璧に負ける姿は見せないよね、とか、依頼人を信じることが弁護の基本なのに何故この人を?とか、色々情緒が忙しかったですが、やっぱり事情があってのことだよね、とわかって少し安心。クライン王国に渡ってからの怒涛の展開は、途中までは予想の範疇でしたが、私の想像力が追いつけた箇所以降は、ただただ物語に乗るだけ、「受け入れがたい真実」が明かされた時は、思わず泣いてしまいましたよ。。。

(途中、『みぬく』や『御魂の託宣』で行き詰まり、だる~~~と思ったところはあるものの)最後は正義があるべき所に収まる爽快な展開で、オドロキくんの決断も最後の大声も、良かったです。

クラインの王室周りの人々の気持ちは、いまいちわからないところもありましたけどね。レイファ様は可愛くて、段々と成長していく姿も良かったのですが、慕っていた父の大臣って、娘を本当に可愛がっていたのかな?そんな描写あったっけ?とか。ナユタ検事は摂政を務めるとのことでしたが、王族には復帰していないのかな?その辺もよくわからずでした。

そしてオドロキくんの過去設定、4の頃はどこまで考えられていたのでしょうね?5の葵くん周りも「え?こんな設定が!?」という感じでしたが、この6で明かされる過去の凄さよ。多分、後付けなんでしょうけどね。。。

オドロキくんは、5でも6でも大事な存在の喪失という辛い思いをしたので、最後にみぬきちゃんとのことが明らかになることで、少しは心が癒されないかなと期待していました。はっきりとは描かれなかったですが、ナルホドくんとラミロアさんの会話が出てきて、少しは前向きに進みそうだったのが嬉しかったですね。うん、それだけでもいいよ。

ネットでは、「ナルホド&オドロキのW主人公という触れ込みは詐欺」「ナルホド&真宵ちゃんの活躍が見られると思ったのに」みたいな感想が多いようですが、私は全く予備知識無しで始めたので、素直に4~6の三部作はオドロキくんの成長を中心に据えた物語で、6はその集大成なのね、と思いました。

7、、、は、もういいかなという感じです。オドロキくんの物語は綺麗に完結した感じだし、いずれは、オドロキくんは日本に戻るのだから、あんまり新しい弁護士を出すのもどうかなと思うし、ナルホドくんはもう『師』の世代になってしまって、今から主人公というのもちょっと違う気もするし。

とはいえ、何か次が出たら、またプレイするのだろうな、と思います。