まっきーの備忘録

ゲーム・アニメ・マンガ等の感想の記録です。

遙か7阿国ルート感想【ネタバレ】

5人目は阿国です。

全くイベントを見ずに一周した時点では、気になって仕方なかったのですが、二周目で同時に進めた長政に負けて次になりました。

クリアしたのは7/15(水)。

以下、ネタバレには配慮しませんので、お嫌な方はここまでで。


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阿国さん、色々と設定がてんこ盛りです。最初は女性の舞い手として登場するし、夜になると男装(違う)で泣いているし、七緒の父である織田信長を討った明智光秀の息子だし、七緒の元婚約者だし。

二周目であらためて気付いたのですが、現代で初めて会った時、七緒に対して「姫?」と反応していたのですね。これって、元婚約者としての言葉なのかな?

共通パートでは徐々に正体が明かされて、普段のサバサバした明るいお姉さんの姿とは裏腹に、阿国が何かに苦しんで涙を流す姿を何度も目にして、気になっていく七緒。。。という筋だと思うのですが、まだまだ全然恋愛には行きつかない感じ。

個別ルートに入ってからは、阿国の苦悩の理由が明らかになったり、姉である細川ガラシャを救うことで阿国自身の考えも変わっていったりと、ひたすら阿国さんの心の再生の物語という感じでした。恋愛どこ行った。

途中、夜の男の姿の阿国からの七緒への想いの吐露はあったものの、七緒の(恋心としての)気持ちの盛り上がりが感じられないまま、うっかり言っちゃった、みたいな告白。

最終的には家のことは吹っ切り、舞い手として生きていくことを決めて全国を回る道を選んだ阿国に、七緒がついていくという結末。人気者ということで、生活も大丈夫なんでしょう。織田家は長政の計らいにより減封されたけど大名として存続したということなので、いざとなったら頼ることもできるのでしょうね。

うーん、なんか惜しいなぁ。このストーリー自体は良かったと思いますし、阿国自体も良いキャラだと思うのですよ。どのルートでも、いつも優しく見守ってくれるし、細かい機微にも気づいてくれる。おまけに男性バージョンではイケメンだし。幼い頃婚約者だったという設定も美味しいのに、どうして恋愛面での盛り上がりが無いのでしょうか(『糖度が低い』どころの話ではない気がします)。昔のことだけどね、くらいの扱われ方で終わるには惜しいネタじゃないですか?気持ちの動きも、阿国→七緒は頷けるけど七緒→阿国がどうもしっくり来ないという。

またこのルート、富士山の後に岐阜城についていった五月、大和、武蔵以外の八葉は、個別ルートに登場しません。

ラスボス戦の布陣も、まさかの阿国と七緒の二人きり。ええー。

その辺りも物足りないのですよね。せめて五月兄さんや阿国ちゃんファンの大和くらいからは、この結末の感想聞きましょうよ。

私にとっては、初めての平島さんがラスボスのルートだったので、その新鮮味はありました。が、それくらいかな。

設定から、結構期待していたのですけどね。。。

あ、阿国の正体がバレるイベントは面白かったです。長政の「柱にへばりついて蝉にでもなったか」という台詞も笑えるし、大和と武蔵が口論を始めて、五月に注意されるけど気づかれてしまう、という流れも楽しい。すぐに気付く人、なかなか気付かない人、それぞれの反応に笑いました。